胃痛は消え、新たな痛みが。

あぁ、今日も就活か。さて、トイレに行ってすっきりしてから、出発としゃれこむかな。ガチャ・・・ バタン

・・・ふぅ。フンっ・・・・・・ぐ、ぐああああぁぁおおおぉぉおおおぉお!!!!!!

便の精(以下、「ウ」と表記):「ブザマだなぁ、オイ。ククク・・・俺様がいるのに気付かなかったのか?所詮はこわっぱだなあ、ええ?」

き、貴様・・・誰だ・・・?

ウ:「俺かい?俺は中本の厨房とおまえの胃腸が育んだ排泄物だよ。それにしてもザマぁねえなオイ。てめえの欲が裏目に出てたら世話ねえぜ」

う、うるさい・・・!黙れっ・・・!!

ウ:「ま、おまえにゃ俺を出すことはできねえよ。せっかく20時間も共存したんだ、仲良くやろうぜ」

お前なんかに・・・付き合ってる暇はないんだ!フンっ・・・

ウ:「そうはさせん!喰らえイ!(ボォッ!!)」

ぐあぁああぁあああっ!!!熱い!!!

ウ:「フッ・・・貴様の粘膜を刺激した。貴様には俺は出せん。諦めるんだな」

くッ・・・正義は・・・ここで潰えるのか・・・?

ウ:「なぁ」

・・・

ウ:「オイ」

・・・

ウ:「聞けやコラ。なぁおい、貴様は昨日のNTT東日本の試験のとき、ずっと中本食ったらどうなるかとか想像してただろ。そんで時間切れになったんだよなぁ」

・・・・・・ッッ! 何故・・・それを・・・!

ウ「貴様のような男の考えることなどお見通しよ!そして俺は貴様の弱点を突いて邪魔してやる」

・・・貴様ァーーーーーー!!!!!

ウ:「何いッ!?自分の犠牲を省みずに強引に出してきただとッ!?・・・・・・ぬかったわ。しかしッ!これで諦める儂ではないわッ!!ふんぬりゃぁぁぁッ!!!」

うああぁぁぁぁッッッ!!!!(ヤバイ・・・これじゃ間に合わねえ・・・どうすればいいんだ・・・?)

心の声:「眼を覚ませ!いつまで真剣勝負に浸っているつもりだ!お前は留年者だろうが!さっさと外に出んかっ!」

し・・・しかし!このままでは・・・

心の声:「たわけ者がァッ!ウォシュレット使えばいいだろうが!!」

そうか!ありがとよ・・・勇気をもらったぜ! いくぞ!プッシュゥゥゥゥーーーー!!!!(同時にいきむ)

ウ:「ぐ、グワァァァーーーー(ジャー ゴボゴボ) だがしかし忘れるな!貴様が刺激を求める限り儂はいつでも蘇える!貴様は再び痛みにおびえることになるのだ・・・・・・(ジャー・・・)」

へっ・・・終わったぜ・・・



そんなブリリアントな朝のひととき。