神マリオ3。

ttp://homepage3.nifty.com/nura/images/moSMB3.wmv


小学生の頃死ぬほどハマった物に対して、
成人してから手を出してみたくなったりする。
マリオブラザーズは僕にとってそんなものの一つなのだが、今でもたまにエミュでやったりする。(別に違法じゃない。カセット持ってるし)
実はそこそこ自信あったりする。



が、この動画はそのような全国に棲息する半可通の自信およびプライドおよび名望を木端微塵に打ち砕く。レベルが違うのだ。神業、神技、芸術、それらの褒め言葉の遥か上を悠々と行くこの映像では、物事がすべて計算されつくした予定調和の如く動く。


肝心の中身に入る。
基本的にダッシュでいくのがスピードクリアの根本であるが、別にそれだけなら何等驚くにあたらない。
無論、そこでも超絶テクニックがこれでもかといわんばかりに披露され、我々は決して飽きることはないのだが。
真の醍醐味は以下の点にある。


このゲームでは、強制スクロール面が多く、スピードクリアの面白みがやや制限されるきらいがある。
しかしこの神はそこで無限増殖を敢行するのだ。
画面上に溢れる砲弾やボム兵(久し振りに名前思い出したよ)を絶妙なタイミングで踏み続ける。時間が余っているときは常に敵を踏み、
100点でも稼いでおこうという心意気がすばらしいではないか。
我々は、このような漢こそ「エンターテイナー」として認識すべきである。


ここで一つの疑問に突き当たる。
「改 造 し て ね え ?」
確かに、疑わしい点はある。プーのスパナがどう見てもマリオにあたっているような感じのところがある。
それに、敵を踏むところでも、横からぶつかっているようで、胡散臭く見えてしまう。上述の疑問はもっともである。


しかし、それがどうしたというのだ。
たとえ改造の痕跡が見当たるといえども、
その超絶テクニックそのものが否定されたわけではない。
その計算されつくしたジャンプの精度が否定されたわけではない。
神は我々の浅知恵の遥か彼方を飛んでおられるのだ。
無粋な指摘は控えるべきであろう。


それに、たとえ改造して無敵にしてあったとしても、
我々は敵にぶつかっていけるのだろうか。
僕に言わせれば、不可能である。
敵にぶつかりそうになると反射的に避けてしまったり、
萎縮したりして超絶プレイは一瞬で不可能になる。
改造しようとしまいと、その恐怖心を克服したプレイヤーこそやはり神なのである。



それにしてもすげえよなこれ。
こんだけジャンプ・ブレーキ・小ジャンプを計算しつくして使ってると11分でクリアできるのか。
いやすげえ。