ロビン・ウィリアムズが主役とは思えないほど出てこない。

「いまを生きる」がBSでやっていたのでぶっ通しで見た。思えば最初に見たのは中学三年のとき、当時の担任の先生が見せてくれた。「黒い太陽731」を見せるなど、しょうもないこともしてくれたが、これに関しては素直に感謝したい。気に入ったので、後にクラインバウムの原作も買った。


学校の視聴覚室で見たときは、何回かに分けていたこともあって、登場人物が誰が誰かも分からない状態だったし、ストーリーを追うので精一杯だった。しかし今見てみると、イーサン・ホークが若い若い。コンプレックス抱えた演技も当時からかなり上手いし。イーサン・ホークといえば大学の演劇論の講義では「ハムレット」を見た*1。なんで授業とか講義の枠組でこんなにイーサンを見る機会が多いのか。


中学時代に見たときに、最も記憶に残っていたのが「空飛ぶデスクセット」のシーンだったが、あれはトッドじゃなくてニールが投げてたのね。オレ原作を薦めた相手には「映画ではトッドがデスクセットを投げる」とかって偉そうに吹いていた。はずかちい!


映画の本筋とは全く関係ないとこで印象に残ったのは、授業のシーン。アメリカでは、詩の解釈も方法論から入っていくようだ。日本だと、方法論にあたる解説もあるにはあるけど、どうも実践と乖離している気がする。なんか、詩に用いられる技法を覚えさせられるだけで、実際の詩の中でどのように使われているかを体系的に学ぶことができなかったように思える。

*1:もちろん、その「ハムレット」は現代劇のバージョンなので、あくまで参考。そのときのメインはケネス・ブラナーのバージョンだった。ロレンス・オリビエのバージョンは古すぎというか、解釈が古典的過ぎる。