選挙総括

自民237(-10)公明34(+3)保守4(-5)
民主177(+40)共産9(-11)社民6(-12)
無所属の会1(-4)自由連合1(±0)無所属11(+6)

民主党が中小政党の票を吸い取っただけの結果。自民党も敗北らしい敗北とまでは言えないし、
民主党民主党で政権奪取できなかったので勝利とは言えない。煮え切らない結果。と思ったら

やってくれたよこの馬鹿

要するに「次回の選挙では方針を転換させたとしても文句垂れんな」ってことだろう。
ここまで有権者をコケにした話も無いんじゃないのか。というかマニフェストはそういう性格のものではなく、選挙公約が守られてないからこそ「断固たる、そして実現可能な政策」を標榜してできたものだろう。

菅は他者に対する批判内容と同じことをそのまま繰り返す。世襲制を批判して源太郎(中卒ダメ息子@30まで定職なし)を立候補させるくらいならまだコントとして笑いも取れるが(実際ちょっと笑った)、マニフェスト破棄はあり得ない。

まあ、民主党は右派から左派までバラバラの、所詮烏合の衆だし(だからこそ、選挙では候補者個人の性質をよく見極めないとならない)、マニフェストに対する見解も分裂するような有様だったから、政権とったとしても実行できたかどうか危ういし、ましてや敗北した今、党をまとめるためにもマニフェストは邪魔な存在なんだろう。

ともあれ、これで民主党は「マニフェスト」なんてどうでもいいということが完全に明らかになったし、今後もこのクソ政党を支持することなんてあり得ねーな。二大政党制になったら、必然的に自民党支持になるのか。


ただ、今マスコミが「二大政党制誕生」とか大喜びしてるけど、あんなもん別にそんなありがたがるもんじゃねーだろう。ただアメリカとイギリスがやってるってだけで。(他はカナダ・オーストラリアなど旧大英帝国

だいたい、アメリカでは大統領制があるし、議会の多数派と大統領の政党とが異なることも珍しくない。国民も複数の投票権を持っている。だから「二者択一」的な厳しい選択を強いられるわけではない。

日本は仮に二大政党制となれば、自民対民主になるのだろうが、そもそも民主党は上述のように政党としてはまとまりを欠く「信用できない」政党である上に、現在の状況は、「政策云々」よりも「反自民」というイデオロギーのみで動く政党といえる。安定した政治システムになるかどうかは不明だ。加えて、現在の日本国民に対して、

「国民がより直接的に政権を選択できるような政治システム」

を与えてよいものだろうか。公徳心の欠落した集団が私利私欲を選挙に直接反映させてきたのが今日の日本の姿ではないのか。政治家のレベルは、所詮国民のレベルに比例するものなのである。