閉店。

1杯¥1.000!?という新鮮な驚きを一見さんないし田舎者ないしクソガキに与えてくれたあの滝沢が3月いっぱいで閉店になるということで、遅ればせながら書いてみる。


…と大上段に振りかぶってみたものの、「滝沢」経験は生涯で5回に満たない。しかも全部オゴリ。新宿付近のお偉いさんや、御茶ノ水付近のお偉いさんと会うときに向こうが指定したことがあったが、そのときは「あああああの滝沢ですかっっっ?」「あの滝沢」という落差の大きい会話をしたものだ。ソーノで先生と会議したりする役職についていればもっと機会はあったのかもしれないが、それはしょうがない。


しかしそれにしてもあそこ良かったなーといまさらながらに思ってみる。もっとも、オレが行くようになったここ2〜3年の間の客層は、宗教の勧誘もあったし、英会話教材の売り込みみたいなクソウゼエ連中も大勢屯していて、まさに公共財としての価値は荒らされまくったために激減している真っ只中だった。携帯電話が使用禁止というところに最初はステータスを感じていたが、3回目くらいに周りを見ると、当たり前のようにみんな使っていた。オレが思っているほど、みんなあそこを特別なスポットとしてみていないんだろうな。やっぱりオレは、ただのクソガキのようだ。

イスラム圏選手に豚肉を出したホテル

ホテルの人間は知的障害者だったというクソベタなオチ。今時イスラム圏の人間が豚肉ないし豚肉エキスを拒絶することなんて中学生でも知ってるはずのことだろうに。多分生まれてから死ぬまで海を一回も見ることがない、あるいはテレビも持ってないかずっと2chの(長野県ではどこのチャンネルかは知らないが)砂嵐しか見たことがないというほど情報から遮断されてるか。田舎者にも程がある。正直、国の恥だからどっか別の県に併合してもらえ。つーか氏ね。

ロビン・ウィリアムズが主役とは思えないほど出てこない。

「いまを生きる」がBSでやっていたのでぶっ通しで見た。思えば最初に見たのは中学三年のとき、当時の担任の先生が見せてくれた。「黒い太陽731」を見せるなど、しょうもないこともしてくれたが、これに関しては素直に感謝したい。気に入ったので、後にクラインバウムの原作も買った。


学校の視聴覚室で見たときは、何回かに分けていたこともあって、登場人物が誰が誰かも分からない状態だったし、ストーリーを追うので精一杯だった。しかし今見てみると、イーサン・ホークが若い若い。コンプレックス抱えた演技も当時からかなり上手いし。イーサン・ホークといえば大学の演劇論の講義では「ハムレット」を見た*1。なんで授業とか講義の枠組でこんなにイーサンを見る機会が多いのか。


中学時代に見たときに、最も記憶に残っていたのが「空飛ぶデスクセット」のシーンだったが、あれはトッドじゃなくてニールが投げてたのね。オレ原作を薦めた相手には「映画ではトッドがデスクセットを投げる」とかって偉そうに吹いていた。はずかちい!


映画の本筋とは全く関係ないとこで印象に残ったのは、授業のシーン。アメリカでは、詩の解釈も方法論から入っていくようだ。日本だと、方法論にあたる解説もあるにはあるけど、どうも実践と乖離している気がする。なんか、詩に用いられる技法を覚えさせられるだけで、実際の詩の中でどのように使われているかを体系的に学ぶことができなかったように思える。

*1:もちろん、その「ハムレット」は現代劇のバージョンなので、あくまで参考。そのときのメインはケネス・ブラナーのバージョンだった。ロレンス・オリビエのバージョンは古すぎというか、解釈が古典的過ぎる。

でも商品自体はイマイチ。

上海冷茶のCMで、大地真央だけじゃなくて加藤ローサも別バージョンをやっているということをオレが初めて知ったのは2ちゃんねるの芸スポ速報板である。で、加藤ローサの方みたことねーぞ*1と思ってキリンビバレッジのサイトに行った。するとCM動画へのリンクが張ってある。アドレスをみたら、asxファイルらしい。しかも右クリックするとアラートが出る。こりゃ、落とすのはムリだな。諦めるか…


30秒後、無事にダウンロードしたので早速鑑賞。こっちはバックダンサーつけずに一人でダンスなんだけど、正直、大地真央バージョンに比べて歌もオーラも全然だった。が、この滑舌の悪さや歌の下手さが何とも微妙なエロさを醸し出していてなんというか萌えた。しかもエンドレスで流れていたのでなにやら変な気分になり、モニターを眺めながらもちつけもちつけオレと念じる始末。


ちなみに、大地真央のバージョンはマツケンサンバのパクリだ何だと言いたい放題言われてるが、歌は上手いしダンスも上手いし、流石だと思った。あと、片桐はいりにも木村カエラにも微妙に似ており、この両極端っぷりは正直稀有としかいいようがない。

*1:3月からこっちのバージョンらしい。知らんかったorz

イッセー尾形、インタビューに答える

イッセー尾形昭和天皇を演じたというニュースを聞き、また、その映画が日本での公開が難しいということも聞いていたので、非常に興味を持っていた。


元来英邁な君主だった天皇が、敗戦後、死を覚悟していたにもかかわらず宮中や政界、GHQというかアメリカなどの意向により生かされ、その後日本の象徴として戦後を40年以上も生きていく―というその生涯そのものもさることながら、真崎甚三郎、斎藤瀏といった2.26事件の関係者のことを忘れずにいる*1その記憶力を持っている。その一方で、柔道の山下泰裕に「投げられると痛いですか」という趣旨のことを尋ねたりするようなおとぼけっぷり*2。さらに、「雑草という名前の草はない」に代表される名台詞。はっきりいって、実像が全くつかめない。表現するにはあまりにも深い文学的テーマだ(映画では、1946年までであるが)。

―演じきり、昭和天皇という方をどう思いましたか?

 「劇中で陛下は自分を神とあがめることを否定します。一人の人間が『自分は人間である』と宣言する。なんて悲しい、なんてナンセンスなんだ、と思いました。これを世界中で唯一、背負わされた人間が昭和天皇。あの大変な時期に、権力の頂点に立たれた。これは想像を絶することです」

 ―会見では「見ていない人と同じ土俵に立ちたくない」と話しました。

 「言いたかったのは、とにかく見てほしい、ということ。見ていただかないことには、映画の意図することは何も伝わらない。日本公開は難しそうですが、正直、理解できません。今後、海外の映画館や映画祭では上映されるので、日本の方も見てほしいです」

この記事およびインタビューから察するに、非常に面白そうな映画なんだけどな。もったいない。

*1:『正論』2005年1月号、P270〜271

*2:文芸春秋』2005年1月号だったと思うが、手元にないので不確か

打ち上げっ!!!!

MTSAT-1R/H-IIAロケット7号機打ち上げライブ中継を見に行くためにオアゾへ。17:00頃打ち上げということで、1時間ほど前に家を出て、混雑になる前にいい場所取っておく腹積もり。だったのだが、エラーにより1時間遅れるということで、結果的に立ちっぱなし状態を長々と続けることに。しかも周りにも同じような連中がけっこういたりして、何か鬱陶しいんだよね。大学で見たことがある人がいるし。


そんなこんなでも、18:25に無事打ち上げ。正直、その瞬間までは「また予算が露と消えるんだろう」くらいの冷ややかな目でしかなかったんだけど、衛星分離に至って周囲もどよめき。音楽はサンダーバード。ちょっぴり感動。この成功を更なる成功につなげてほしいと心の底から思った。


帰りにはいつものようにフォー。マーボーフォーが未だに売れていることに驚いた。

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いつだって悪い方に考える。

大学の2次試験ということで図書館に行く気も起こらず自宅でマターリ。しかし2日間の試験てな初日が終わるとすでに悲喜こもごもで何ともかんとも。オレの場合はセンター、2次ともに初日がもう一つだったので帰宅した時点で家に重い空気を流し込んでいたのだが、なんていうか、あの頃はそんな状態でも明日が普通にやってくると疑いなく信じていたと思うとオレも老いたなと。